現在(5月)に実施しているフードパントリー@北九州

2020.05.18

 子ども食堂ネットワーク北九州では、福岡県の緊急事態宣言解除により、子ども食堂再開の準備のサポートをしていますが、現在は主にフードパントリーの活動支援をしています。

 まず、4月末に子ども食堂が実施する子育て世帯向けの食料支援(フードパントリー)への補助金が北九州市の補正予算で計上され、同時に市内7か所で300世帯をMAXにNPO法人フードバンク北九州ライフアゲインが実施しています。
 開催にあたっては、学校・スクールソーシャルワーカー・自治会・PTA・北九州市などのバックアップがあり、スムーズに実施できました。

フードパントリーのチラシ
会場の今町なかよし公園
食料品の受け渡し会場
多くのボランティアさんで運営されています。

 お米が足りないということで、子ども食堂ネットワーク北九州が北九州市に米の寄付の募集を新聞に掲載していただくよう依頼し、北九州市市政記者クラブを通じて、新聞や夕方のニュースで2度取り上げていただきました。

関門海峡花火大会実行委員会より寄付された1トンの米

 その結果、2,600㌔以上のお米が集まりました。
 まだまだ足りないので、引き続き寄付のお願いをしていきます。

フードパントリーで配布される1世帯分のお米(1週間分2~3キロ)
響灘菜園様から頂いた地場産のトマト 1週間で4000個もいただけるようになりました。
アサヒホールディングス様から頂いたカルピス
フードパントリーで活用しています

 フードパントリーだけでなく、子ども食堂は5月25日に市民センターの貸館業務再開に合わせ、新型コロナ感染症の拡大拡大対策が講じられている団体から順次再開を進めていただくよう、市から通知をする予定にしています。

フードパントリーで配布する1世帯分の食料品(1週間分)

 コロナ禍で活動が制限されている北九州市内の子ども食堂ですが、食料品を必要としている若い子育て世帯の窮状を聞いてフードパントリーを実施するケースが多く、要支援者との交流を重ねていく中で、この活動を一過性のものとせず、これからも子ども食堂とフードパントリーの双方の活動を実施していく団体も少なくありません。

 子ども食堂ネットワーク北九州は、「地域共生型多世代交流の子ども食堂」と「貧困対策・ひとり親対策のフードパントリー」が民間活動・地域活動として実施できるように出来る限りのサポートをしていきます。