【行ってきました!レポート 沖縄編⑥】

2019.09.03

いつでもおいで   日中もオープン「くじら寺子屋」

「くじら寺子屋」(沖縄市)。 県中部・沖縄市にある、小学生~高校生までを中心にした居場所です。 学校に行きづらい子も気兼ねなく来ることができるよう、平日の日中も開いています。

きっかけは2014年7月、代表の山下千裕さんが、公民館でボランティアの学習支援を始めたこと。娘の友達が自宅に遊びに来る中で、親の帰りが遅い子どもがいることに気づいたといいます。 その後、利用する子どもがしだいに多くなり、居酒屋を改装した現在の拠点に移りました。 広々とした2階建ての拠点では、勉強をしたり、工作をしたり。 子どもたちが思い思いに過ごしています。

遊ぶものもたくさんあります

山下さんが「ここでは勉強はもちろん、児童館のように遊び、さらに地域の協力を得て様々な催しを開くなど、子ども会のような活動もしています。」 と言って見せてくれたのは、三線・合唱・創作エイサーの習い事募集のチラシ。 くじら寺子屋では、年4,000円で3部門の習い事ができます!講師は地域の住民です。 この日もエイサーの大きな太鼓を運び出し、練習に向かう子どもたちの姿がありました。

また、夏休み中の食事のニーズを受けて、軽食の提供も始まりました。 うさぎの形をしたゆで卵付きのサラダと、おにぎりに子どもたちも笑顔。

これまで当たり前にあった、地域の大人と子どもが触れ合い・お互いの知恵や経験を交えていく、 現代版・寺子屋の新しいカタチを見ることができました。