Yahoo!ネット募金~新型コロナウイルス発生による休校や長期休暇期間中の子どもたちへの緊急支援のための寄付~Part1②

このたびの新型コロナウイルス発生による休校や長期休暇期間中の子どもたちに「食」と「見守り」の緊急支援として、Yahoo!ネット募金において3/5から寄付を募りましたところ、皆さまの温かいご支援により10日間で100万円の目標額に達しました。

Yahoo!ネット募金 ★臨時の寄付サイト
https://donation.yahoo.co.jp/detail/5211003/

お陰さまで、当センターが つながりのあるネットワーク・中間支援団体を介して、9地域「福島・山梨・神奈川・三重・滋賀・大阪・香川・北九州・沖縄」 へ、1地域につき10万円を新型コロナウイルスに対応して、こども食堂など子どもの居場所の取り組みを実施・支援する団体 (※通常のこども食堂などの開催はしていないが、個別に子どもや家庭への支援を行う団体を含みます。 )にお届けすることができました。

【子ども食堂ネットワーク北九州より】

当ネットワークとフードバンク北九州、北九州市防止寡婦福祉会、北九州市が協働で、市内10ヵ所で3月5日~3月31日まで臨時でフードパントリーを実施しました。

対象は市内27ヶ所の子ども食堂の利用者および母子寡婦福祉会の会員で1,700名北九州市やネットワークが子ども食堂用に貯蔵している米とフードバンク北九州が貯蔵している米やスープ、缶詰、お菓子などを2人用の食料箱につめ、各配布場所で希望者に渡していただきました。(180世帯 300名分を受け渡し)

配布場所は子ども食堂や企業、寺、母子寡婦福祉会などで、ネットワークスタッフやフードバンクスタッフが食料箱の配達したときに、厳しい環境で生活している人などの相談内容を伺い、児童相談所や各区役所の子ども子育て相談コーナーのケースワーカーに引き継ぎました。(4件程度)

 その中で、電気やガスが止められ、乾麺やカップラーメン、レトルト食品を食べることが出来ず、すぐ食べられるものが必要だというケースも少なくはないことがわかりました。

 学校休業で子育て世帯が受ける心身のダメージの緩和につながるフードパントリー。今回は、貴団体の助成を受けていつもボランティアで活動している方々に交通費と少しばかりの謝礼を払うことが出来ました。

 今回の助成を受けて実施した活動で課題も多く見つかりました。今後もより充実した活動が出来るようオール北九州で実施していきたいと思います。

【神奈川こども食堂・地域食堂ネットワークより】

子どもの居場所提供・弁当提供などを行う下記ネットワーク参加団体の事業費とネットワークを通じて寄せられた子ども支援物資の配布・輸送経費として活用しました。

① たまめし食堂(大和市)

②地域のお茶の間研究所さろんどて(茅ヶ崎市)

1)フードパントリー支援
新型コロナウイルス感染拡大防止のため、直接のお渡しをお休みし、お届けしました。2 月終わりから3 月にわたり利用者が増え、1 月に比べると約3 倍となり利用者が急激に増えたので、たくさんの支援物資を頂き届けることができ感謝しています。利用者もいつもより量も内容も充実していたので大変喜んでもらえました。

2)子ども食堂、多世代の居場所をクローズしたために、利用者の方にクローズの知らせと相談とフードパントリーを家裁している旨のお知らせをハガキにて実
施しました。 新型コロナウイルス感染拡大防止の措置として居場所等を⻑くお休みすることでつながっている参加者に対してどのようにしてつながりを継続できるかとても悩みましたが、その中で出来ることとして、ハガキを出すことでした。その反応は見ることができませんが、安心してもらえたのではないかと感じています。

③ よこすかなかながや(横須賀市)
2020 年 3 月 3 日(火)から横須賀市内小学校が休校となること決まったため、
3 月 2 日(月)、ひとり親のご家庭や共働きのご家庭の小学生を対象に、よこすかなかながやでお弁当作り・配布することを決め、チラシ作成開始、SNS でも周知を 開始し、5 日(木)より、お弁当の提供を開始することができました。
学校に行けず、楽しみが減ってしまった子どもたちのために、彩り豊かなお弁当で笑顔になってもらいたいと集まってくださったボランティアさんが、毎日朝から、50〜80個のお弁当を作ってくださいました。

回数を重ねるごとにボランティアさんの輪が広がり、仲間が増えていきました。お 弁当を作るだけでなく、お弁当を取りに来る子どもたちとのふれあいを通して、活動意義を強く感じてくださったこと、また SNS を通じて活動内容を頻繁に情報発 信していたことも、ボランティアさんが集まり一ヶ月継続してくださった大きな要 因ではないかと思います。

当初はよこすかなかながやの狭いキッチンでお弁当を作っていましたが、横須賀市の協力が得られ、3 月 16 日より、近くのコミュニティセンター調理室を利用させてもらえることになり、とても助かりました。お弁当を提供した学童の子どもたちからもお手紙をいただきました。

④ NPO 法人未来経験プロジェクト(平塚市)

コロナウイルスの影響により、突然の休校措置や子育て支援拠点が閉鎖され、家庭への影響は、保護者の就労への影響、育児負担の増加、子どもの学習への不安、生活リズムを維持することの難しさ等があげられます。

Trim の教室では、平塚八幡宮 参籠所にて 全19 日間、預かり、学習支援、遊びや食事・居場所の提供を行いました。参加者の延べ人数は、未就学生と小学生 154名/中高大学生と保護者、ボランティアスタッフ 142 名になりました。

子どもたちは最初、不安定な様子でしたが、中高大学生のボランティアや仲間と関わる中で落ち着き、のびのびと過ごせるようになりました。また小さい子の面倒を見るなど、お互いを思いやる様子も見られるようになりました。

アート・工作教室、ドイツのテーブルゲーム、調理実習、動物とのふれあい体験、フットサル体験等、ボランティアの方々のご厚意で様々な体験をすることができました。
皆で食べる食事はとても楽しい時間になりました。地域の飲食店が子ども用のお弁当を作ってくれることもありましたが、ほとんどはボランティアによる手作りの食事を提供しました。

保護者からは、「子育ての負担が軽減し、子どもが成⻑した。家庭でも落ち着いて過ごせるようになりました。子ども自身が毎日通いたいと希望し、楽しんでいた。」との声がありました。⺟子で家にいることで煮詰まっていたが、離れる時間ができたことで自分自身を取り戻すことができたとの話もあり、児童虐待の予防にも繋がったと思われます。

【滋賀県社会福祉協議会より】

滋賀県社会福祉協議会が子どもの居場所支援をしているNPO団体やフードバンクを中間支援団体としてサポートいたしました。

①N PO 法人こどもソーシャルワークセンター
 要支援家庭のお泊り会
【活動内容】
虐待・貧困などでネグレクト状態にありながら、休校により一ヶ月近くしんどさを抱える家庭で暮らす子どもを対象にしたお泊まり会を実施しました。
衛生的で感染対策のされたこどもソーシャルワークセンターで栄養のある食事、入浴、学習・余暇活動を職員と共に行いました。

②N PO 法人 わっか
【活動内容】
古民家を開放し、地域の自宅にいる子どもたちと過ごし、必要な子どもには食事
の提供も行いました。13日間で計92人が参加いたしました。

③NPO 法人 Take Liaison
休校期間中の子ども・家庭応援室「おひるま Liaison 」
【活動内容】
新型コロナウイルス感染拡大防止のための休校措置に伴い、学童に行けない子どもや、見てもらう親類がいない場合など、何らかの心配がある子どもの居場所として開設しました。
小学生~中学生の子ども、実人数5名、のべ人数22名が利用し、学習・昼食・遊びの活動を共にしました。
また、食事づくり、子ども対応、送迎を、スタッフ実人数9名、のべ人数37名で行いました。

④地域の子どもを見守るかあちゃんズ
【活動内容】
休校に伴い、学童等の預け先がなく、子どもだけの留守番をせざるを得ない家庭
の子どもさんの預かり・見守りを行いました。

⑤フードバンクびわ湖
【活動内容】
野洲市、東近江市、守山市、湖南市、大津市、甲賀市の給食センターより、3
4~3 /24 まで食品を受け取り、食の必要な方々へ食材を提供しました。同時に、フードバンクびわ湖の備蓄食品(お米、お菓子、飲み物)も提供しました。
総受取量約7t、渡した団体総数65団体。
【実施期間】
3月4日~現在
【その他】
〇京都新聞(3月7日)
https://www.kyoto-np.co.jp/articles/-/179221?fbclid=IwAR2jFFdskvh-8qZ_0aDwxQPhEkb79tzAuWRIHVf02pWmlXU4up_P-S9RdJk
〇びわ湖大津経済新聞(3月6日)
https://biwako
otsu.keizai.biz/headline/1737/
〇毎日新聞(3月4日)
https://mainichi.jp/articles/20200304/k00/00m/040/322000c

皆さまの温かいご支援をありがとうございました。心より感謝いたします。今後も温かいご支援をどうぞ宜しくお願いいたします。

サポートセンターへの継続的なご支援はこちらになります。引き続きご支援をいただけましたら幸いです。

Yahoo!ネット募金「食」と「居場所」で安心できる環境を、子どもたちへ
~こども食堂サポートセンター プロジェクト~

https://donation.yahoo.co.jp/detail/5211002

他の企業様におかれましても、今後ご支援のご相談がありましたら、サポートセンターまでご連絡をお待ちしております。

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