食でつながるフェスタ全国集会in東京2019 開催レポート

食のある居場所を続けていくために

7月28日(日曜日)東京・九段下にて、「食でつながるフェスタ全国集会in東京2019」が開催されました。 台風予報が心配されましたが・・朝になってみると真夏の青空! 東北から九州まで、居場所づくりに関心のある総勢120名以上が大集合でした。 若い世代の参加もたくさんありました。

参加者の取り組み紹介のパネル展示

午前のセッションでは、活動を応援する立場にある行政、企業などの取り組みを紹介。

自治体の事例では荒川区から住民との協働について、 企業の取り組みでは企業組合あうん、アサヒ飲料株式会社、キユーピーみらいたまご財団の3事例をお聞きしました。

荒川区の行政による画期的な支援について
イベント開催支援をいただいたアサヒ飲料株式会社さま

世代間交流が進む居場所づくり

午後のセッションは、子ども・高齢者・障害のある人など、多様な住民が集える「食」「居場所」を通じて取組んでいる2つの講演を聞きました。

まずは、地域の寄り合い所 また明日(小金井市)の森田さん・森さん、活動の応援をしている地元農家・大澤農園の大澤桜さん。 寄り合い所の「場」を介して、予測していなかった人と人同士のつながりができ、お互いのことを気にかける関係が次々と広がっている様子が分かりました。

「また明日」のネットワーク紹介

続いては、社会福祉法人わたぼうしの会 たんぽぽ楽食サービス(奈良市)の家令さん。 障害のある人が担う配食サービスの活動から始まり、会食会、子ども料理教室、こども食堂と新たな活動を展開し続ける中で、見えてきた課題についても包み隠さず共有していただきました。

「たんぽぽ楽食サービス」活動での葛藤についてのお話も

最後のセッションでは、参加型ラウンドテーブルとして、10名の多彩なファシリテーターから3分で活動紹介のあと、参加者が聞きたいテーマのテーブルへ移動し、それぞれに交流をしました。

多世代の居場所づくりのラウンドテーブル

「応援してくれそうな人と直接交渉するのが難しいこともある。社協など地域の関係機関のつなぎ役が必要では」 「団体HPに、応援したい企業向けのページを作ってはどうか」など、活動を発展させるために、活発な意見交換がされました。

みなさん真剣です

1日の総括では、山崎美貴子さん(東京ボランティア・市民活動センター所長)より応援メッセージをいただき、東京での初めてのフェスタは、盛会のうちに幕を閉じました。

きょう1日のふりかえり

ジョンソン・エンド・ジョンソン日本法人グループさまより

開催にあたりご支援を頂きましたアサヒ飲料株式会社様、会場をお貸し頂いたジョンソン・エンド・ジョンソン日本法人グループ様をはじめ協賛企業の皆様、各地からご参加いただいた参加者の皆様、本当にありがとうございました。