食でつながるフェスタin 福岡 開催レポート

令和元年12月14日(土曜日)北九州市立大学北方キャンパス「食でつながるフェスタin福岡」が開催されました。

同時開催の「~北九州子ども食堂 学生サミット~」にふさわしく、子ども食堂関係者、学生、一般の方と関心のある180名以上の方にご参加いただきました!

食でつながるフェスタin福岡北九州実行委員会 実行委員長 大村美智子様よりご挨拶をいただきました。

事例報告では、アサヒ飲料株式会社より、イベントを開催しその売上の一部を子ども食堂に寄付する取り組みや、中央共働募金会の赤い羽根福祉基金を通じて全国の子ども食堂基盤整備や子ども食堂組織ネットワーク化のための助成事業、寄付型自動販売機を使った子ども食堂の支援についてお話しいただきました。

基調講演では、NPO法人 みやざきママパパhappy 事務局長 黒木 淳子氏より 「食で繋げるコミュニティ」 について。阪神淡路大震災の事例では、コミュニティが強い地域は高齢者の救出につながったとのことです。 宮崎のコミュニティの作り方について、食を通じてコミュニティが生まれ子ども~高齢者、障がい者が繋がり、 高齢者が人の役に立つという生きがいが生まれた事例や、交番のおまわりさんが参加し食事をしながら皆さんにオレオレ詐欺の話をされ防災に役立っている事例をお話しいただきました。宮崎の子ども食堂が防災の拠点や支援物資の拠点にもなっているそうです。

学生サミット円卓会議では、学生の食堂 への関わり方や課題について話し合いました。学業との両立、子どもとの接し方や、経験不足、安全面への配慮やアレルギー対応、食事中のマナーなどについての課題があがりました。今回のフェスタでいろんな人との出会い、多様な考え方に触れることができ今後に役立てるという意見がありました。

分科会では①「フードバンクの活動と子ども居場所へに支援について」②「九州の子ども食堂の取組について」③「子ども食堂を実施する企業や団体の活動報告」についてお話しいただきました。フードバンク食品ロスを減らす活動について各NPO法人や企業からのお話しがありました。フードバンクの活動は、ひとりひとりのボランティアが堅実な活動を行っており、その集合体がフードバンクに繋がっています。企業として協働が重要であり、お互いの理解を深めることが重要との意見がありました。

「九州の子ども食堂取組みについて」

コーディネータ
NPO法人チャイルドケアセンター 代表理事 大谷清美 氏
パネリスト
支え合いの地域づくりネットワーク(宮崎県) 黒木淳子 氏
いこス ペー∞ こあ まるちゃん家(熊本県) 木原成美 氏
かごしまこども食堂・地域ネットワーク(鹿児島県) 園田愛美 氏の4名が登壇されました。

とても充実したサミットでした!学生さんの行動力に、感動しました。学生ならではの視点や意見、真面目さに色々と考えさせられました。これからも行政・地域住民・学生・企業が繋がり、地域が明るく楽しいコミュニティーの場として広がることを願っています。ありがとうございました。